今年の四月まで、仕事が忙しくなかなか本屋さんに立ち寄る機会がありませんでした。

しかし、現代は便利なものでネットで検索すればすぐに『○○を目指す人が読んでおくべき書籍』や『○○代のうちに読んでおくべき書籍』といった記事を投稿するサイトに行きつくことが出来、非常に書籍の抽出が楽です。

とは言ってもやはり実際に本屋に足を運んで、何となく本棚を眺めて、「これ面白そう」という直感には負けるのですが。

いくら技術が進歩してもやはりアナログって大事ですよね。

余談が長くなりましたが、今回読んだPanasonic(旧:松下電器)の創始者である松下幸之助さんが開いた松下政経塾での教えをまとめた『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』は、これから自身の仕事として発生してくるであろうマネジメントの勉強のために、という思いで購入しました。

まず一通り読んでみて感じたこと

最後まで辛抱できないので、結論的なところから言ってしまいます。

タイトルが『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』というタイトルになっていますが、こちらは『これからこの社会を担っていく(リーダーになる)人に知っておいてほしいこと』と捉えるのがより正確だと思われます。

と言うのも、書いてあること(松下幸之助さんが仰った言葉)は全て松下政経塾の門下生に向けられた言葉であり、松下政経塾の門下生は(当時?)大卒したばかりの方々だったようです。

つまり、これから社会人として生きていく方々に向けられた言葉であり、それらは社会人としての基礎部分から突き抜けていくための部分で構成されています。

なので、例えば「起業したい」とか「成功したい」と思っている人だけではなく、この社会に生きる人であれば誰でも勉強になる一冊になっていると思います。

余談ですが、松下幸之助さんの言葉が全て口語になっているため、関西弁にゆかりの無い私は最初面喰らいました。

関心を引かれた言葉

商売や経営では相手をくさすことはしない。ライバルのいいところを見て、それを頂戴する。政治も同じく、相手のよい政策は取り入れ、そのうえで味つけをすればいい。そうすれば、日本の政治もよくなる。

高校生時代から思うことではありますが、いつまで経っても政治は変わらないようです。

対立党を批判することで選挙に勝っても支持率が下がっていくのはこれが一番の原因ではないかと思ってます。

一事に成功すれば万事に成功する。一事に成功できない者があせって万事に手を出してもそうそう成功するものではない。まずは成功のコツをつかむまで努力をやめない。そして、使命感と気力、この二つなくして真の成功はない。

『隣の芝は青く見える』という言葉がありますが、数々の転職経験を経てきた私も結局のところIT業界に戻りました。

一瞬でも「これだ」と思ったものはたとえ途中で違うと思っても続けるべきなんじゃないかと思いました。

ただ、私の場合は営業の経験がIT業界での業務にも生きているので、一概に寄り道をするのはだめだ、とは言えません。

『急がば回れ』という言葉もあるくらいですからね。

人間は大きな運命の流れの中で生きている。その流れに乗るには、まずはその日その日を充実させて生きていくことが大切である。

よくよく私生活を振り返ってみれば、一日の一分一秒を全て大切にできているとは言い難いのが現状です。

ブログネタとしてゲームをする時間も決して無駄ではないと言えるかもしれませんが、それすらもだらだらとやるのではなく、満足感を得られるように努めていかなければいけません。

迷うだけ迷えばいい。けれどもそのあいだはじっとしていること。光明が見えるまで、迷いながらも勉強し研究し続けること。その迷いが大きいほど、偉大なものが生まれるはず。でも迷わないでいいことでは、決して迷わないように。

迷うべきことも見定めていかなければならないようです。難しいですね。

現代の仕事では悩んだことがあっても、働き方改革の陰で有用な時間として費やすことが出来ない現状もあります。

現代は現代のやり方で、効率性を極める方向で努力をするのが良さそうです。

一事を貫くということは、むずかしいようで非常に効率的である。いやだと思う仕事でも、腹を決めて取り組む。初志を貫くことで道はひらけてくる。

やはり一つの事を続けるのは大事、という教えですね。

会社の先輩にも言われました。システム開発において、例えば製造一つを極めることでも、それ以外のスキルも突出したスキルに応じて引き延ばされていくと。

何もかも自分の思うとおりになるなどと考えないこと。辛抱、苦労があって当然と割り切ってやる。いずれその苦労は、生きがいとなる。

苦労が生きがいの境地、想像したくはありませんが、自然とそうなっていくのでしょうか。

当時、ある裁判所の一人の判事が、法律を守ってヤミの物資を買わなかったがために、栄養失調になって死ぬという事件もあったりして、もうさんざんな時代だった。

こちらは昨年度の朝ドラ『まんぷく』でも話題になっていた話と言うことで、「本当だったんだ」と思いました。

商売をする人の税金への苦労を身にしみてわかることで、生きた政治ができるようになる。

薄利を得るためにどれだけの苦労をしているのか、想像したこともありませんでしたが、いつぞやの果物販売で全然稼げなかったことを思い出しました。

まずは一日一日を充実させていくことから始めていこうと思います。

以上です。

【タイトル】リーダーになる人に知っておいてほしいこと
【述】松下幸之助
【編】松下政経塾
【発行】PHP研究所

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