果物の訪問販売をしていた頃は
本気で経営者になれると思って走り回っていました。

「オーナーになれば月最低120万は稼げる」

転職先を探すにあたって、その額だけは
達成したかったのかもしれません。


1. 不動産ってやっぱり怖い人だらけ?

私の答えは『NO』です。

やはり個人を相手にするにしては
一番大きな額を動かす営業なので、クセが強いです。

過去の経歴が危ない人ももちろんいます。

そんな人たちを前にして、
しっかりと向き合えない人には怖いままで終わってしまいます。

でもそういう人たちって信念がしっかりしてるんですよね。

半端に売れている人は怖くもなんともないです。
むしろ客観的に見たら普通の人か、ダメな人かもしれません。

売れている人ほど恐れ多いです。

そんな人たちにこちらから本気で向かっていくと、
礼儀としてなのか本気で返してくれます。

多分、本気で向かっていける人は
本気で返してくれることを嬉しいとさえ思えるでしょう。

直前の果物の訪問販売では、
経営者を目指していた割に「本気で教えてくれる」人はわずかでした。

私が直接指導していただいた方の中では、3人程です。

悪い意味での競争の雰囲気が漂っていました。

それが、不動産の営業では全くありません。

確かに一般社員が売れば管理職にも賞与が入りますが、
その賞与欲しさに教えている、という感じは全くありませんでした。


本気で教えてくれるってやっぱり嬉しかったですね。
それまでの経験があるのかもしれませんが。


2. 予算達成しない時の対処法

気持ちの面で支えられる部分があったとしても、
それに負けず劣らず大変なこともありました。

配属された店舗では予算達成が危ぶまれたとき、
基本を忠実にこなしていこうという話になりました。

早めに出勤して掃除をしっかりする。
トップ営業マンも含めて朝の勉強会を開催。
効率重視でひたすらアポ電をかけ、息抜きにポスティング。

その結果、ラスト一週間で一人平均1.5件の契約を獲得し、
予算を達成することができました。

私はまだひよっこだったので、
とにかくアポを取って先輩社員が営業するスタイル。

月1件アポ取れたら大したもん、と言われるリストから
1週間で4件ほど獲得しましたが、契約にはつながりませんでした。

終わってみれば10日間ほど、早出残業が続き、
母親の体調が悪化していたこともあって退職を決意しました。

やはり土日休みで働くのがいいな、と思った時でした。


3. またもや出会った教える気のない先輩

入社後、私の指導に当たってくれた先輩は
数か月前から業績が伸びてきていた人でした。

さらに上の管理職からすれば、その人に
マネジメント的な部分を期待していたのでしょう。

しかし、残念ながらその方はすでに40を超えており、
自分さえよければいいという感じでした。

その為、指導に関して特段意気込むわけでもなく、
とりあえず一緒にいてあとは自分で覚えて、
と言わんばかりの適当な指導でした。

不動産の営業は初めてだった私は、
必要なことすらわからなかったので、
何が必要ですか?と聞くも「それはアポとってから」。

他の先輩社員に伺ったところ、
「え、まだ金利の計算とか教えてもらってないの?」
と言われました。

最終的にそういった部分は他の先輩社員に教わり、
営業同行に関しても他の先輩にお世話になりました。

研修期間中は全部お昼おごって頂けたのだけ幸いでしたが。


4. これだけは学んだこと

「筋を通すこと」ですかね…。

やれるだけやった、というのは言い訳がましいかもしれませんが、
新人程度に関していえばやれることは限られていると思います。

そうしたことをきちんとこなせば、ちゃんと褒めてくれました。


何か仕事を行うとしても、筋が通るのか考えるようになりました。
たま~に普段の仕事でも邪な考えがよぎりますが、
進むべき方向性を見失わないようになることができました。


営業の最たるものって気もします。