世間を騒がせている新型コロナウイルス。

中国でのピークは過ぎ去ったようですが、全世界で見るといまだ収束の兆しもありません。

さて、日本の感染者数はというと、現時点で700人に迫ってきているというところ。

他の国々と比べて感染者の数が『少ない』と感じるのは私だけでしょうか。

特に最近ではイタリアの感染拡大が著しいですが、アメリカでの感染者数も日本を上回る勢いで増加の一途をたどっています。

そんな中、わが日本の感染者数は1日平均で3~40人程度しか増えていない。

世界でも有数の混雑度を誇る朝の通勤ラッシュがある東京で、感染者が既に出ているにも関わらず、これほど感染が広まらないのは何故なのか、不思議ですよね。

これを考えるうえで、3つほど理由が思い浮かびました。

理由① 発覚(自覚)していないだけ

一番怖いのがこれですね。

肺炎症状は咳をはじめ風邪とよく似た症状が出るとのことで、「ただの風邪ぐらいで」と会社や学校を休まないのが日本人ですから、知らず知らずのうちに「実は感染していました」というケースです。

ましてや医療先進国という事で、感冒薬程度ならすぐに手に入れることが出来ますから、それである程度症状が改善されてしまったならば、「あぁ、やっぱり風邪だった」で終わってしまいます。

こう考えると、あの『ダイヤモンド・プリンセス』でさえ無症状の感染者がいたわけですから、既に相当数の無症状感染者が街中を歩き回っていてもおかしくはないでしょう。

理由② 検査していないだけ

3月6日から新型コロナウイルスの感染を調べる方法に保険が適用されるようになり、保健所だかの認可も必要とせず医師の判断でチェックできるようになりました。

費用の負担が無くなった、チェックまでのルートが簡素化された、という点に着目すればいい事なのでしょうが、「自分は感染していない」コトの保証欲しさに殺到する人たちが出てくるのではないか、という心配もあります。

指定の医療機関に大量に人が押し寄せて、そこで感染が拡大するなんて言うのは本末転倒ですからね。

しかし日本人の性格を考えればそういったことは起こりえないのかなと。

というのも、「自分が感染していない」保証は欲しいのですが、「仮に感染していたらどうしよう」と周囲の目を気にするのも日本人。『捕らぬ狸の皮算用』なんてことわざもありましたね。

自分が感染者だと明るみに出れば、周囲の人からは敬遠(むしろ嫌厭?)されるでしょうし、下手をすればその直前まで同じ環境にいた人から何を言われるか分かりません。

そうしたこともあり、感染を調べるハードルは低くなったものの、調査希望者が爆発的に増えるという事は無いと思うのです。

むしろちょっとした風邪などでも「これはコロナじゃない」と言い聞かせて、風邪薬を飲んで普段通りの生活を続ける人の方が多いのではないかなと。

理由③ マスクの効用性

最後の理由は各所で「拡散防止にはなるが、感染防止には効果が無い」と言われているマスクが功を奏していると考えるケースです。

日本国内では中国に次ぐ早さでマスクの供給が追い付かなくなるほど、街を歩いてもほとんどの人がマスクをしています。体調不良だろうがそうでなかろうが。

それに対して欧米諸国ではマスクは「症状が本当にヤバい人」だけが着用するものと捉えられているようで、報道を見る限りでも、街中を歩く人達がマスクをしている姿はほとんど見受けられません。

ポジティブに捉えれば、日本人はマスクをしていたことで欧米諸国よりも感染のスピードが抑えられているといっても過言ではないでしょう。

WHOの見解(「拡散防止にはなるが、感染防止には効果が無い」)に沿ったとしても、誰もがマスクをすることで無症状感染者による拡散を防ぐことが出来た(無症状だったが周囲に合わせてマスクをしたことで感染を広めることが無かった)と言えるのではないでしょうか。

最後に

もしも理由③が真ならば、日本の正念場はまだまだ先と言えるでしょう。品薄によりマスクを出来ない人が増えてきた時に山場を迎えることになります。

理由①②が真だとすれば、感染チェックの方式を変えないといつまでも経っても終わらなさそうな気がしてきました。

何はともあれ、一刻も早く普段通りの(感染者数を気にしない)生活が戻ってきてくれることを祈ります。

以上です。

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