たまには現役システムエンジニアらしく、IT業界の紹介でもしておこうかと思います。(以前にも書いたような気がしますが、とりあえず今回思いついたことを。)

と言っても、タイトルの通り私はそこそこひねくれています。転職回数では伊達ではありません。

そんな私の意見ですが、これからIT業界を目指す方々にとって一助となれば幸いです。

先に断っておきますが、良いところも悪いところも要は捉え方の問題でもあります。

IT業界の良いところ

先に悪い事の方書いちゃうとそれだけで失望させてしまいそうなので、先に良いことを書いておきます。

完全週休二日制である

IT業界は基本的に完全週休2日制(土・日)です。

なぜそうなのか、と言われると悩みますが、きっと入ってるオフィスビルが週末は正面入り口が閉鎖されることが多いからではないでしょうか。

完全週休2日制の最大のメリットは、家庭がある場合に子供たちと休日が合う事。

私はまだ子供がいないのでその実感はぶっちゃけ薄いのですが、家庭を築きたいと考えている方にとっては魅力的なのではないでしょうか。

あとはどうしても抜けない、土・日は休んでいたいという欲求を満たすことが出来ます。

有給休暇を取得しやすい

IT業界というと残業ばっかりのイメージが多いかと思いますが、実際はそんなことありません。

もちろん、労基に反するギリギリのレベルまで残業しないといけないプロジェクトも中にはありますが、時代の流れともいうべきか、定時退社が基本で、残業しても月45時間以内には収めるよう強く言われています。

残業を減らす最大の要因が、適切なスケジュールを立てるコト。

最近ではこのスケジューリングがバッファを持たせ過ぎているようにも思われますが、それくらい余裕あるプロジェクト運営が主流です。

その為、2日かかると見込まれていた作業が1日で終わる、なんてことも珍しくありません。

加えて、プロジェクトの谷間に遭遇すると、何もすることないけどとりあえず出社する、みたいなケースが発生することもあり、「有休とっちゃっていいよ」と上司から言われることも。

飛び石連休などでも、間の営業日を有給取得推奨日として指定するところもありますね。

それぐらい、有給休暇は取得しやすいと言えるでしょう。

仮に、スケジュール通りの進捗具合でも「締め切りさえ守れればいいよ」と、暗に残業でカバーしろよという事で取得できることも多々あります。

就業時間に対する考え方が緩い

これは現場のルールにもよるのですが、IT業界では働いた時間を評価されるため、朝1時間遅れたらその分1時間残業すればいいよ、という感じでチャラになってしまうことが多いです。

もちろん、客先常駐であれば客先からの信頼を得ている事が前提ですけどね。

私は持病ともいうべきお腹の緩さが悪さをして朝遅れることがそれなりの頻度で発生するので、なるべくそんな状況でも許してくれるような関係作りに努めています。

稼ぎやすい

誤解の無いように先に言っておきますが、システムエンジニアの基本給は(最近こそ30万を超える求人も見かけますが)それほど高くありません。

有名大学を出て大手に就職する、あるいは専門学校を出てベンチャー企業に就職するなどをしない限り、新卒の初任給は良くて手取り20万弱といったところです。

そこから劇的な昇給はほとんどなく、年齢と同じ額面で推移していくことがほとんどかと思います。

世間一般では「システムエンジニアは稼げる」というイメージを持っておられる方も少なからず存在しますが、実際そんなもんです。

しかし、システムエンジニアにはシステムエンジニアなりの稼ぎ方が存在します。

それが残業。

労基の締め付けが強くなってきたという事もあり、近年ではみなし残業代をあらかじめ支給したり、残業は基本禁止という企業もチラホラ出てきましたが、いまだに「残業で稼ぐ」という理論は健在です。

※みなし残業代を支給することにより、みなし残業代の範囲内であれば少しでも早く帰ろうという心理が生まれます。

具体的な例を挙げれば、案件参画時に「何か理由が無ければ基本定時退社で」といったような説明を受ける場合があります。

「残業代で稼ぎたい人はどうぞ」という意味ですね。

昔のバカみたいに残業していた時代を生き抜いてきた人たち程、「残業で稼ぐ」方法には理解があるようです。

そして何より、通常であれば能力不足により時間内に仕事を完了できなかった為に発生する残業が、IT業界においては良い方に評価される事さえあります。

「あいつ、残業までして頑張ってるな」と。

褒められた慣習ではありませんが、評価を落とすことなく稼ぐことが出来るという意味で、システムエンジニアには最も選びやすい手段です。

補足しておきますが、残業が長引くとそれに伴って出費もかさみます。

独立しやすい

「フリーランス」という単語から真っ先に思いつくのは、「フリーランスエンジニア」ではないでしょうか。

もちろん、芸術やメディア関連で言えば少なからず「フリー」と呼ばれる人たちが存在しますが、フリーランスエンジニアほど恵まれた環境ではないのではないかと思います。

IT業界であればフリーランスエンジニア向けの案件マッチングサービスが多数存在し、首都圏まで出ればそれほど仕事に困ることは無いのではないかと思います。

フリーになるハードルが他業種と比べて圧倒的に低いんですね。

そうして参画したプロジェクトのお客様に気に入られればお得意様となり、法人を立ち上げる際にも有利に働いてきます。

いわゆるベンチャー企業のほとんどはこうした起業のカタチが多いのではないでしょうか。

仕事中の暇潰しに事欠かない

ここからはグレーゾーンに入っていきます。

IT業界の仕事道具はパソコンですから、ほぼ丸一日パソコンの前にいることになります。

プログラミングに際してはブラウザでの検索を利用することも多々。

そんな感じなので、関係ないページを閲覧していても周囲にはバレずに暇潰しをすることが出来ます。

ただし、その履歴(ログ)は残ってしまうので、何かあったときにはバレて怒られちゃいます。

おススメなのは案件にちょっと関係ありそうな別分野の勉強をすることですね。

喫煙タイムは逐次

これは喫煙者限定になってしまいますが、だいたいの現場ではいつでも喫煙所に退避可能です。

タバコ吸いながら仕事をしていた世代もまだまだ多く、喫煙に対する考えも緩いです。

しかしながら、今年に入ってからのなんたら法によりオフィスとして制限を設けるところは出てきましたね。

ところで東北もタバコの産地だって知ってました?

いわゆる大都市部ではタバコを栽培してないわけで、そこで健康を理由に喫煙を制限し地方経済に打撃を与える作戦なんでしょうか。

IT業界の悪いところ

それでは次に、先述の良いところとなるべく対比させながら悪いところを紹介していきます。

銀行手数料がかかる

完全週休2日制(土・日)であるがゆえに、銀行の窓口に行くことがほとんどできないばかりか、ATMを利用する時間も手数料が発生する時間帯となってしまうことがほとんどです。

これが月に1回程度ならばまだマシなのですが、仕事終わりの突然の飲み会などが入るともうお手上げ。

現金は1回である程度の額をおろしてしまうか、クレジットカードを持つことをおススメしておきます。

あと、光熱費とかの支払いもコンビニ振り込みになると面倒なので口座引き落としが一番です。

炎上プロジェクトがいまだに存在する

IT業界の代名詞ともいえる炎上プロジェクトですが、労基がうるさい昨今でも少なからず存在します。

そんなプロジェクトに配属されたら、あら大変。

導入にあたり必要な説明も受けられず、ただひたすらに降ってくるタスクに対処し、その隣で席がいつの間にかひとつ、またひとつと空いては埋まっていく、みたいなこともあります。

恐ろしいことに、プチ炎上という中間はありません。安定しているか、振り切れているかのどちらかです。

まぁ、大変なことに変わりはありませんが、学ぶ事も多く、成長を感じられる場になる場合もあります。

ただし、体調には要注意。

大丈夫だと思って乗り切ったその後に燃え尽きてしまう、なんてケースも。

まさに私がそれでした。

いずれにせよ、炎上プロジェクトに参画した際は、その最中はもちろん、撤退した後にも注意が必要です。

お金持ちになるのは難しい

残業で稼ぐことが出来るのがシステムエンジニアと述べました。

がしかし、現場のエンジニアであるうちはそれが通用するのですが、出世していくにつれて残業代が支給されなくなり、遂には現役時代の給料を下回ることさえあります。

そこからさらに突き抜けて部長とかそんなポストに就けるのはほんの一握りなわけで、結局途中で出世コースを諦めて現場エンジニアとして復帰する中年の方が非常に多いのも現実。

若い頃は徹夜してでも稼げていた現場ですが、年を取ってからはそうもいきません。

ハッキリ言いますが、新卒以下の給料で、スキルのアンマッチや体力・頭の固さが理由で案件にも参画できずに社内でお荷物状態になっているエンジニアがかなりの数います。

総合すれば、バリバリ働けるうちは多少無理をすれば残業で稼ぐことが出来るものの、一生を通して現役で生きていくことは出来ない仕事であるため、稼ぎ続ける(転じてお金持ちになる)のは難しいと言えます。

まとめ

ここまでダラダラとIT業界の良いところ・悪いところを述べてきました。最後にサッとまとめておきます。

IT業界の良いところ
  • 就活時に最も希望の多い、完全週休二日制である。
  • 出退勤や休暇の取得に関しては、割と緩い。
  • 自分の時間を犠牲(=残業)にすれば、稼ぐことが出来る。
  • 独立のハードルが比較的低い。
  • いつでもタバコ吸える。※喫煙者限定
IT業界の悪いところ
  • 銀行や役所など、平日営業のサービスを利用しにくい。
  • 他責により自分の時間が奪われる可能性がある。
  • 会社勤めだけではお金持ちにはなれない。

記事に執筆にあたって期間を空けてしまった為に書き忘れたことがあるかもしれませんが、それはまた今度にでも。

そうそう、肝心な仕事内容のプログラミングですが、ある程度のコミュニケーション能力があって検索機能を使えれば誰でも出来ます。

何か仕事を振られた時に、その仕事内容(進め方や最終目標)がすぐに理解できなければ、その時に聞き返せる程度のコミュニケーション能力。

仕事の内容を理解して取り掛かっている最中に技術的な不明点が見つかったとき、Google検索などを使って的確に答えを導ける能力。(最初は検索一発で導けなくても全然構わない)

仮に検索機能で理解しきれなかった場合は、その旨(明確な問い)を上司に質問する能力。(最初は少しやり取りが発生したうえで意図を理解してもらう程度でも全く問題なし)

これだけ。

以上です。

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