今や場所によっては普通の値段で買うことも出来るマスクですが、新型コロナウイルスの感染者が増加の一途を辿っていた時期には物議を醸したりもしましたね。

その最中に思っていたことをちょっと書いておこうと思います。

転売ってそんなに悪いか?

いきなり今回の記事の確信なのですが、マスク需要の高まりに伴い様々なところで通常の価格をはるかに超える金額でマスクが取引されるようになりました。

私も「マスクにそんな高い金払ってられんわ」と思った金額もありましたが、同時に「需要が供給を上回ったんだから、そりゃ値段も上がるよね」とも思いました。

そうした中、経済産業省からマスクの転売禁止というお触れが出ましたが、これには私の中で「転売の禁止が正しい選択か?」とちょっとした疑問も生まれました。

そもそも転売(=取引)を禁止するわけですから、自由経済における政府の介入ですよね。

日本経済は決して良い方向に進んでいるわけではない、という前提に立って、その介入はより一層経済を冷え込ませるのではないか、そう考えたわけです。

転売の何が悪かったのか?

とは言え、あまりにも不当な額で売られるのは消費者目線からすれば嫌悪するのは当たり前のコト。

ここで考えたいのが、そうした不当な額で販売されるのを防ぐために、転売を禁止する以外の方法は無かったのか、ということ。

あくまで個人的な考えですが、需要・供給から算出される妥当な額を算出して大々的に公表(政府なのか経団連なのか公正取引委員会なのかとかまでは分かりませんが)すればよかったんじゃないか、と考えています。

マスク需要が高く、なかなか手に入らない状態で、購入するとすればどれぐらいの額が妥当なのか。

そうした消費者の判断材料となる基準点が無かったことで、売る側としては「今ならこの金額でも売れる」と思い、買う側としては「必要だから(それが妥当なのかどうかは分からないから)高くても買うしかない」「こんな金額で買ってられない」と思うに至ったのでは?

緊急事態下だったので、たとえその妥当な額を知っていたとしても需要が抑え込まれることは無かったと思いますが、少なくとも売り手側に「明らかに市場相場と乖離していれば売れなくなる」ぐらいの心理は植え付けられたのではないでしょうか。

もしかしたら、その額が転売金額と同等になる。…なんてこともあるかもしれませんけど。

転売を禁止にするくらいなら…

転売が悪とされた理由には先述したような取引金額の他に、本来マスクを必要としている人には届かず、それと同時に不必要な数のマスクを保持してしまう人が出てくるという面がありました。

ならいっそのこと、中央政府あるいは地方政府(自治体)で供給を管理してしまえば良かったのではないか。

「共産主義的な考え方」とどこからか突っ込まれそうですが、一律に転売を禁止したとしても需要と供給は日本全国で一律ではないですよね。

転売が悪とされていますが、不必要な数のマスクをストックしている人にフォーカスすれば相当数いると思っています。

それらは企業レベルでは残念ながら把握できませんよね。ある店舗で売り切れてしまえば、そこでは需要が勝っているという事になりますから。例え不必要な数のマスクを買った人がいたとしても。

それが個人の申告(あくまで申告ベースにはなってしまうと思います)により、配給される形になれば少なくとも公平性(必要な人に必要な数だけ届く)は担保されるのではないかと。

何よりも「マスク無いの?いつ入荷するの?」という言葉に、ドラッグストアなどの店員さんが苦痛を感じることもなかったでしょう。

「今は小売店では扱っていません。配給を待ってください。お上のお触れです。」

「いつ入荷するか分かりません。」を何回も繰り返させるよりよほどマシじゃないかと思うんですけどね。

あ、公務員さんの業務量は劇的に増えます。

最後に

明確に「こうするべき」「こうあるべき」というのが無いのがこの問題の難しいところ。

きっと私もある側面しか見られていないために上記のような考えに至っているのであり、見えていない側面を見ればまた別の考えに至るのかもしれません。

そうなるとやはりメディアの影響って大きいですよね。どの会社も似たような報道なので、ある側面しか見ることが出来ない。

どこかで情報操作されていたら…私たち国民は誰かの思うつぼですね。

以上です。

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