プロジェクトとは、ある目標の達成の為に臨時で組まれたチームのことです。

2020年8月現在、私は仕事でとあるプロジェクトに参画しているのですが、ときどき焦げ付くことがあるような状況です。

「これを何かうまく例えられないか」と考えた時に、「飛行機に似てるな」と不意に思いついたので、紹介しておきます。

プロジェクト発足から解体まで

整備~搭乗:プロジェクト発足

※プロジェクト発足とは、ここでは企画の立ち上がりを指します。本格的に動き出す前の段階です。

まずはこれから宙を舞う機体を整備し、目的地まで必要な燃料を搭載しなければなりません。

機体の整備がプロジェクトの遂行に必要な空間の、燃料の搭載は予算の確保といったところ。

機体を整備し、燃料を確保したところで次は搭乗(予算の許す範囲内で可能な限りの人員の投入)です。

離陸:プロジェクト始動

ヒト・モノ・カネが揃って始めて、プロジェクト(機体)は動き始めます。

ただし、運動エネルギーゼロの状態から軌道に乗るまでには多大なるエネルギーを必要とします。

そこでPLやPMといった管理層が、仕事中には的確な目標を示して指示を出し、仕事終わりには飲み会を開くなどしてメンバーのモチベーションアップに努めます。

自動操縦:プロジェクト運営

PLやPMの仕事の甲斐あってプロジェクトが軌道に乗ったら、後は明確な目標を目指して進むだけです。

この頃にはPLやPMのやらなければいけないコトは徐々に減っていき、メンバー主体でも進められるケースも。

ただし、雲行きが怪しくなってきたら管理層はさらに上の上司に判断を仰がねばならないケースも出てくるでしょう。

ちょうどパイロットが地上の管制塔と交信するように。

着陸:プロジェクト終了

プロジェクトが終盤に差し掛かると、これまでメンバー主体で進めてきたプロジェクトの明確なかじ取りが必要になります。

メンバーには実作業だけに集中してもらい、管理層はプロジェクト成果物の取り扱いに関する取り決めをします。

この間、少し慌ただしくなることはあまり避けられないでしょう。

それと同時にプロジェクト終了の脱力感を感じるメンバーもいるかもしれません。

格納:プロジェクト解体

プロジェクト終了に伴いメンバーは離散しますが、管理層には最後の仕上げが残っています。

それはこれまで運営してきたプロジェクト(飛行してきた飛行機)を見直す(整備)すること。

ここでキズが見つかれば次のプロジェクトで回避するための方策であったり、キズにも耐えられるような方法を考えなければなりません。

飛行機から見えてくる注意点

さて、ここからはプロジェクトあるあるを飛行機に例えながら見ていきましょうか。

あるある① 目標が明確ではない

ここで言う目標はプロジェクトの成果物あるいは納期などです。

飛行機に例えるなら目的地あるいは到着時刻ですね。

つまりどこまで飛べばいいのか、どれぐらいの速度で飛べばいいのか分からない状況で燃料を搭載(予算を確保)します。

…うん、恐ろしい。

途中で海の藻屑と化すか、緊急着陸しなければならないことが容易に想像できます。

あるある② 進行中に問題が見つかった

離陸時点で見通せなかったもの、例えば航路上の積乱雲や台風の発生としましょう。

この場合、パイロットは地上の管制塔とやり取りして、航路を変更するか嵐がやむまで地上に降りなければなりません。

(実際の所は突っ込む場合もあるかもしれませんが…、それは無いと仮定します)

プロジェクトでいうなれば、管制塔は上司あるいは顧客など、プロジェクトの実作業には携わっていないけれどもステークホルダーとなる人達になります。

勝手に進路変更した場合、フライト中の別機体と衝突する恐れがあり、そのまま突っ込めば墜落する可能性もあるでしょう。

あるある③ 管理層の責任放棄

これは簡単です。

パイロットがいない飛行機がどうなるかを考えれば、すぐに答えが導けますね。

あるある④ メンバーのモチベーション低下

モチベーションは飛行機の高度にあたります。高すぎると大気圏突入して大破するんでしょうね。

人間の脳は元来ネガティブ志向で出来ているように、地球上を航行する飛行機はその引力によって地面に引き寄せられますが、そのままだと墜落してしまいます。

墜落を防ぐためにも高度を維持しなければなりませんが、その高度を維持するのは乗客(メンバー)ではなくパイロット(管理層)の役割です。

まとめ

プロジェクトを飛行機に例えると
  • 機体がプロジェクトそのもの
  • 機体の整備はプロジェクト環境(オフィス・機器など)の整備
  • 機体の燃料はプロジェクトの予算
    • 目的地やフライト時間が明確でなければ、補給する量を誤る ⇒ 墜落(プロジェクト失敗)に繋がる
  • パイロットが管理層で、搭乗員がメンバー
    • フライト中の問題に対処するのはパイロット
    • フライト中の高度(メンバーのモチベーション)を維持するのもパイロット

本記事ではプロジェクトを飛行機に例えてみましたが、改めて振り返ってみるといかに空の旅に従事されている方々がキッチリと仕事をこなしているかを実感させられることとなりました。

まぁ、私はまだ4回しか飛行機乗ったことないんですけど。

最後になりますが、管理層の中には「責任をメンバーと共有したい」と考えている人が多いように思われます。

しかし、全ての責任を負うのは管理層であることを念頭に置いて頂きたい。

メンバーが責任を負う恐れがある場合、それはモチベーションの大きな低下へと繋がります。

もちろん、飛行機に例えるなら搭乗員の中にハイジャック犯が紛れ込んでいるような場合、それはプロジェクトに直接かかわる管理層だけの責任ではなくなりますが。

以上です。

スポンサーリンク