里中李生さんの『一流の男が絶対にしないこと』という書籍の一番最初に、「一流であるための条件」として55個もの項目が箇条書きされています。

これまでこういったワーク形式の内容は読むだけで実際にチェックしたりしてこなかったのですが、無能期間というコトもあって騙されたと思って取り組んでみたんです。

取り組んでみた結果から言えばまだまだ達成できていない項目の方が多いですが、それは今後の目標ということで。

話が逸れましたが、その項目の中でふと思い出したコトがあったので書いておこうと思いました。

一流であるための条件

最初に断っておきますが、本記事でその全てを列挙するつもりはありません。

興味がある方はぜひ書籍を購入して読んでみてください。

ここでは私が引っかかった(言い方として正しいか?)項目だけ挙げておきます。

あなたは一度、トップに立った人間から褒められたことがある。

里中李生一流の男が絶対にしないこと』より

皆さんは上記の様な経験があるでしょうか。

私はこの項目を見て自身を振り返り、「あぁ、そんなこともあったな」といくつかの出来事を思い出しました。

トップに立った人間から褒められた経験

『トップ』をどう定義するかで個人差が生じるかもしれませんが、ここでは経営者あるいは優秀なサラリーマンとさせてください。

それらの方々に褒められた経験は、実に3回ほど。これが多いか少ないかは別として。

いずれもDS-MAX系で走り回っていた時期というのはなんとも感慨深いモノがありますね。

1人目 部品製造会社 代表取締役

平日の夜、それもインターホンを鳴らすのが憚られるだけではなく、人通りもほとんどない時間でした。

歩道を歩くその人影にすれ違いざまに声を掛け、相手の聴く態勢が整ったところで自己紹介と商品紹介を始め、クローズを掛けました。

その方はお酒を飲んだ帰りだったようで、一瞬あっけにとられたように見えましたが、次に発せられた言葉は私の意表を突くモノでした。

「キミ、そんな働き方をするには勿体ない。ウチで働かないか。」

当時の私は従業員として働く事は考えていなかったため、謝意を示しつつ断りを入れました。

しかし話はそこで終わらず、名刺と(固辞したのですが、押しに負けて)いくらかのお金をその場で頂きました。

去り際にはもう一度「キミの連絡を待っている」と。

それから今に至るまで、連絡を差し上げたことはありませんが、名刺だけはその時の思い出に保管されています。

2人目 運送会社 会長

とある住宅街を訪問してまわっていた折、外車が停まっている大きなお宅を訪問しました。

出てきたのはガタイもよく強面のおじさん。そして何より、声に張りがあり元気負けしそうな勢いでした。

しかし営業をかける以上、元気負けなどしていられません。

空元気になってしまわないように気を付けつつ、商品の売り込みを行いました。

いくつかの質問を受けた後、お買い上げいただく流れに。

商品を渡してお金の清算を終えてお宅を辞しようとしたところ、不意に声を掛けられます。

「いつもそうやってやってんの?根性あるなぁ」

強面のおじさんはそう言い終わる前に名刺を差し出して、さらに続けます。

「それ辞めたら、連絡して」と。

コチラも連絡を差し上げたことはありませんが、前項と同様に大切に保管しています。

3人目 トップバンカー

関東地方に出張した時のことです。

天気はあいにくの雨であるばかりか、東日本大震災から5年経過していたにも関わらず、福島の商品が避けられていた時期でした。

そんな状況ですから、思うように商品が売れずに気持ちはどんどんネガティブな方へと突き進んでいきました。

インターホン越しで終わってしまうことも多かったのですが、庭先で庭いじりをしていたおじさんを見つけ、ここぞとばかりに声を掛けてみる事に。

最初は驚かせてしまったようで少し怒り気味だったのですが、会話を続けるうちにどんどんと打ち解けていきました。

最終的には商品も買って頂くことが出来、ヒトの心に触れた気がする数少ない経験となりました。

この話には続きがあります。

後日、事務所に1通のハガキが届きました。

差出人の名に見覚えはありませんでしたが、筆跡と文章から先述のおじさんであることが分かりました。

内容を要約すると、「先日、御社の営業マンと会った」「銀行員として日本中を飛び回ってきたが、あれだけの営業マンはなかなかいない」「そのような営業マンを抱える御社は素晴らしい」と言った感じ。

褒められた事よりも、たった一度の、それも十数分程度の出会いだったのにもかかわらず、直筆のお葉書を頂戴した事実が嬉しかったですね。

当時を振り返ってみたところで

人によっては「それ、褒められたのか?」と言われてしまいそうですが…、少なくとも私という人間を見込んで頂いたことに誤りはないと信じています。

こうして振り返ってみると、あの当時はそれほどの魅力を放っていたんだなと、つくづく感じさせられます。

さて、問題はここから。

思い出は思い出として、今現在を考えなければなりません。

「あの人たちは今の私に対してどんな言葉をかけるのだろう?」と。

「きっとあの時と同じ言葉ではない」というのは私の確信。

それは「あの頃と同じ私か?」という問いに対して、「いいえ」と明確に答えることが出来るからです。

自分の最高の状態を考える

私がこの世に生を授かってから約28年になりますが、上記の機会に恵まれた当時は28年間の中で最高の状態だったと思います。

「その最高の状態を今後再現できるか」と問われれば、「あの時以上の状態にまで上り詰めるのが目標である」と答えます。

とは言っても、未来の目標だけではなく、その目標達成の為に今の自分も考えなければなりません。

まずこれまでの最高の状態に到達しなければ、追い越すことは出来ませんからね。

幸いにも、その最高の状態を知っているからこそ、またその状態の作り方を経験しているからこそ、今の自分に何が足りないのかを明確に知ることが出来ます。

そう考えると、やはり何事も経験ですね。

たった一度でも経験した出来事は、後々の人生に大きな影響を与えます。

最後に

少々分散した内容になってしまいましたが、里中李生さんの書籍『一流の男が絶対にしないこと』を読んでいるうちに、その中で述べられている『一流であるための条件』のとある項目から自分の過去を振り返り、理想とのギャップを見つめ直すことが出来ました。

読書って不思議ですね。

あるテーマに関する知見を得られるだけではなく、それに付随して(今回の私の様に)発想を膨らませてくれるのですから。

読書って大事です。

以上です。

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