タイトルは映画『戦場のピアニスト』の原題です。

戦争映画をよく見るのですが、内容としてはシルベスター・スタローン主演『ランボー』の様にファイト中心の方が好きなので、戦争に関するモノでもアクションが少なさそうなタイトルは避けていました。

戦場のピアニスト』もその一つで、「戦場よりもピアニストという側面の方が強いのではないか」と思っていたのですが、Amazon Prime Videoのおすすめ欄に出てきたので見てみることにしました。

ちなみに、この土日で『ランボー』全シリーズ見直しました。

あらすじ

物語は1939年、ドイツのポーランド侵攻の辺りから始まります。

ポーランド侵攻に伴い、ポーランドでもっとも有名なピアニストと称される主人公(ウワディスワフ・シュピルマン)は、家族もろともゲットーでの生活を強いられることとなります。

しかしそのゲットーから強制収容所へ移動することになり、その最中に警察の知人が主人公を助けます。

そこから隠れ家を転々とし、終戦を迎えて平和な世の中になるところまでが描かれています。

…詳細に書こうとして、後半諦めてバッサリ書いた感が否めませんが、ご容赦ください。

みどころ

個人的に「ここを見て欲しい」と思うところを挙げます。

ゲットーでの生活

同時期を描いた有名な映画に『シンドラーのリスト』が挙げられますが、『シンドラーのリスト』では強制収容所内部の描写が多いため、『戦場のピアニスト』で描かれるゲットーでの様子は新鮮さを覚えます。

単純に命を奪うだけではないところが、ユダヤ人がどれだけ貶められてきたのかを生々しく感じられます。

当時のドイツ人はユダヤ人に対して寛容になることは禁止されている時代ですから、本当に容赦ない。

潜行生活

潜行生活とは、ユダヤ人がナチスから隠れて暮らすことです。この潜行生活に関して一番有名なのは『アンネの日記』で知られているアンネ・フランクのモノでしょう。

戦場のピアニスト』においても、ゲットー脱出後から主人公の潜行生活が始まります。

前項でも少し触れましたが、当時のユダヤ人に対する感情はドイツ人だけではなく占領下の国の人びとも強制させられました。その為、ユダヤ人を匿っていることがバレれば例えドイツ人でも処刑されるワケです。

そんな中でユダヤ人である主人公の潜行生活に協力する人たちの勇気と言ったら…、筆舌に尽くしがたいものがあります。

主人公を救ったドイツ人将校

ネタバレになってしまいますが、潜行生活の最中に主人公はとあるドイツ人将校(ヴィルム・ホーゼンフェルト)とばったり遭遇してしまいます。

しかし、このドイツ人将校は主人公を見逃すばかりではなく、飢えに苦しんでいれば食料を渡したり、寒さに震えていれば暖を取る事が出来るように自らの衣服を差し出したりと、それこそヒトラーが知ったら発狂するような事をやってのけます。

彼が主人公に対してそのような態度や行動を取ったのは何故なのか。

もちろん戦局が悪化していく中で、元々ヒトラーの過激思想に傾倒していたわけではない人々だけではなく、ナチズムを信奉していた人の中にも、ユダヤ人に対する別な感情が生まれる、あるいは押さえつけられていた感情が表面化してもおかしくは無いでしょう。

これ以上は言及しませんが、人間の奥の深さを考えさせられます。

最後に

もしこの物語で出てきたドイツ人将校が日本人将校であったならば、戦後の日本人はその将校に対してどのような評価を下すのでしょうか。

オスカー・シンドラー杉原千畝の様に称賛されるのでしょうか。

実は、ヒトラーの統制下にあるかどうかの違いはありますが、日本人の中に似た様な行動を取ったにも関わらず、極東軍事裁判でA級戦犯として裁かれたために、今もなお称賛を受けられない人物がいます。

もしも気になる方がいれば、コチラの書籍を読んでみてください。

いかに私たち日本人が日本のことをよく知らないかだけではなく、知っているべき歴史を学ぶ機会が失われていることに疑問を感じずにはいられないでしょう。

日本の教育が、幅広く受けられるという点で満足するのではなく、良いも悪いも全て学ぶことが出来る教育に変わっていく事を願っています。

以上です。

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