ブログを分割してから早1ヶ月が過ぎようとしています。

久しぶりの更新が愚痴になってしまい申し訳ない限りですが、書かせてください。

アジャイル開発から目新しいモノなんて生まれない!!!

「いやいや、そんなことないよ」と言う方もきっといるでしょう。

そんな方にはこう言いたい。

羨ましいです!私と代わってください!!!

冗談はさておいて、冒頭すっ飛ばしましたが現在アジャイル開発に従事しています。

先述した通り愚痴になってしまうのですが、従事する中で
「あ、このスタイルじゃより良いモノなんて出来ないな」
と思うコトが増えてきたので、本記事ではそれをご紹介していこうと思います。

これからアジャイル開発に携わる方の参考にでもなれば幸いです。

ケツカッチン

今になって数年前に流行った『バブリーダンス』にハマっているので、見出しに使ってみました。

私はその世代ではないので同じような方の為にも補足しておきますが、「お尻・エンド・納期が決まっている」という意味で使わせて頂きます。

「いやいや、アジャイルと言えども仕事なんだから、ケツはあるでしょ」

もちろん、その点に関しては異論ありません。
その通りだと思います。

要注意箇所なので重ねておきますが、ここで主張したいのは
「アジャイルは継続的にインテグレーションしていくモノなんだから、納期を設けるなー!」
という事ではありませんので、ご了承ください。

じゃあケツカッチンの何がいけないのか?

システム開発の現場に限らず、仕事の成果には求められるモノと言うのがあります。

どれだけの時間で終わらせるのか。
どれだけの費用で終わらせるのか。
どれだけの品質で終わらせるのか。

そしてここで注目したいのは3番目の品質です。

ハッキリ言います。

ウォーターフォールで求められる品質と、
アジャイルで求められる品質を同じにしてないか?

このニュアンスをうまく言葉で表現できるか自信がありませんが、
私はウォーターフォールとアジャイルで成果物に求められる品質に若干の違いがあると思っています。

ウォーターフォールは作って納品してそれでおしまい。
かたやアジャイルは作った後も継続的なインテグレーションが求められる。

よくお隣の国と比較して、日本人のエンジニアは質を大事にすると言われますが、
ことアジャイル開発においてはそれがネックになっているような気がしてなりません。

より良いモノを徐々に作り上げていく事がアジャイル開発の醍醐味なのに、
品質を担保しようとするばかりに仕様の限界を決めてしまってはいないでしょうか?

頭カッチン

これは中間管理職含め、従来型の開発ばかりやってきた石頭へのクレームです。

アジャイル開発に限った話ではありませんが、
アイデアを経験で否定するのはいかがなものでしょうか。

ここでいうアイデアとは、何も突飛なモノではありません。

例えば何らかのフレームワークやライブラリを導入しているとしましょう。

それらが用意している部品を使用しているにもかかわらず、そこに対して
「コレコレが一般的だから、ソレはやめよう」
と言う人が少なくありません。

もちろん『一般的な方法』を使った方がいい場合もありますが、
経験則に囚われている中堅が非常に多い。

ことアジャイル開発においてはラテラルシンキングが求められる場面も少なくありません。

それなのに誰かが提案した仕様に対して経験則で対抗するのは、アジャイル開発の本質から外れると言っても過言ではないかもしれませんね。

てか、「若い人の斬新なアイデアが欲しい」って言う人に限って、いざ斬新なアイデアを出すと尻込みしますよね。

そんなことしてるからサイレントマジョリティーが増えるんですよ。

最後に

とまぁ、私の愚痴をたらたら述べてきましたが、少しは前向きな話もしておこうかと思います。

日本の企業に限った話ではありませんが、社会は基本的に縦の関係です。

縦の関係で横の関係(いらゆるスクラム)が必要なアジャイル開発が浸透していくのはまだまだ時間がかかる事でしょう。

それこそ、『ゆとり世代』と呼ばれる我々がゆとりのまま管理職まで上り詰めないといけないかもしれません。

個人的には『ゆとり世代』であっても、この縦社会にどっぷり浸かってしまってうまく機能しない可能性の方が高いと思っていますが…。

「本音と建て前」なんて言葉もあるくらいですからね。

じゃあどうしたら日本の企業にもアジャイル開発がうまく機能するように浸透させられるのか。

それには開発がスタートする前にチームとしての体制だったり信頼関係を築いておく事が不可欠なのではないでしょうか。

プロジェクト発足に伴って寄せ集められた「初めまして」から始まるようなメンバーでいきなりアジャイル開発をしても、良いモノが出来上がる(あるいはうまくいく)可能性は決して高くありませんので。

ともあれ、アジャイル開発がもっと普及してくれることだけは祈っています。
ドキュメント作るの嫌なので…。

以上です。

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