Xamarinの開発に関する情報はいまだ少なく、OSの種類によってはネット上に転がっている記載通りにインストールしても配置エラーでデバッグできない!となる可能性もあります。
私自身、現在参画している案件でも手探りでの環境構築でした。
その知識がこれからXamarin開発を始める方、あるいは現在Xamarinに興味を持っている方の一助となればと思います。
なお、本ブログで扱う情報は2018年2月11日現在でWindows10 Home(自宅PC)及びWindows7 Pro(業務で使用)での動作となります。
今回は個人でも無償で利用可能なCommunity版を使用します。
OSのエディションによっては一部の手順をスキップ、あるいは加える必要性があるかもしれません。
VisualStudio2017インストーラーのダウンロード
Microsft公式サイトのダウンロードページよりVisualStudio2017のインストーラーをダウンロードします。
検索から移動した際には下記のようなページにたどり着くこともありますが、同じものです。
以前は実行ファイルの後ろに数字の羅列が並んでいましたが、現在はすっきりとしたファイル名でダウンロードできるようです。
VisualStudio2017のインストール
ダウンロードした実行ファイルを開くとライセンスへの同意を求められますので、「続行」をクリックします。
VisualStudio2017 Installerの準備が始まります。
Installerが立ち上がると、インストールするコンポーネントを選択する画面が開きます。
今回はXamarinのみなので、『ワークロード』タブにある『.NETによるモバイル開発』にチェックを入れます。
『個別のコンポーネント』タブより、インストールする『.NET Framework』のバージョンが確認できます。
デフォルトでは4.6がインストールされますが、以前の案件では4.5及び4.7を使用していたので今回は4.7をインストールしました。(おそらくここはデフォルトでもいいかも知れません。)
Android 6.xの開発を行う場合は、同じく『個別のコンポーネント』タブより『Android SDK セットアップ (APIレベル23)』にチェックを入れます。
グローバルインストールとローカルインストールの違いに関しては、検索してみたのですがLinux系の情報しかなかったため、デフォルトで選択されているAPIレベル25に合わせてグローバルインストールにしました。
同じく『個別の~』タブから『Google Android Emulator(APIレベル23)』にチェックを入れます。
Xamarin開発とは無関係ですが、業務でVSTSを使用しているため、検証用にGitに関するツールも入れてみました。
Installerが日本語化されていれば問題ないとは思いますが、『言語パック』タブより言語を選択できます。
Xamarin開発に限って言えば、英語サイトでの情報に助けられるので英語パックを導入しておくといちいち読み替えなくて済みそうです。
必要なコンポーネントを選択後、右下の『インストール』クリックでインストールが始まります。
ひとつ前の画像を見返していただくとわかりますが、Xamarinだけでおよそ30GBという大きなサイズになります。
通信料の制限下では行わないように注意してください。
インストール完了後、下記の画面が表示されます。
『今すぐ起動する』との表記がありますが、自動で起動してくれるようです。
以上でVisualStudio2017のインストールは完了です。
本ブログでは割愛させて頂きますが、Microsoftのアカウントを取得しておくと複数PC間でも設定の共通化が図れるので設定作業を省くことができます。
次回は『XamarinでHello,World!』と行きたいところですが、Windows10 HomeやWindows7ではもうひと手間踏む必要があります。
その他
私自身、自前の環境や開発センターでの環境でうまくいくように設定を行っているため、見落としている点等ございましたら、ご一報いただけるとありがたいです。
以上です。
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