.NET系のサーバーサイドプログラムを動かすにはIISへのデプロイが必要となります。
Visual Studio上からのIISへのデプロイに関してはコチラの記事をご参考ください。
.NET Frameworkで作成したサービス(WebAPIやASP.NETなど)を動かすにはIISが必要にな…
IISは初期設定では非SSLのHttp通信しか有効化されておらず、暗号化されたHttps通信を行うためには設定を行う必要があります。
Http通信とHttps通信の違いに関してはコチラをご参考ください。
日々忙しく仕事に励んでおりますが、お休みの日には ゲームしたり本読んだりとやりたいことやってストレス解消してい…
証明書の取得
暗号化された通信を行うには『証明書』が必要になります。
今回はIISから『自己証明書(通称:オレオレ証明書)』を発行して使っていきます。
『インターネットインフォメーションサービスマネージャー』から『サーバー証明書』を選択します。
右側ペインから『自己署名入り証明書の作成』を選択します。
『証明書のフレンドリ名』は自分で作成した証明書であることを識別できるような名前を付けましょう。
これで『自己証明書』の作成は完了です。簡単ですね。
Https通信の有効化
Https通信の有効化も『インターネットインフォメーションサービスマネージャー』から行います。
『Default Web Site』を選択すると右側ペインに表示される『バインド』を選択します。
デフォルトでHttp通信を示す80番ポートが設定されていることが分かりますね。
『追加』ボタンをクリックして設定に進みます。
サイトバインドの『種類』を『https』に変更し、『SSL証明書』のプルダウンから先ほど作成した『自己証明書』を選択します。
『OK』ボタンをクリックしてHttps通信の有効化が完了となります。
Https通信有効化の後は『Default Web Site』選択時の右側ペインに、以下の様にHttpsでのアクセスが明示されます。
まとめ
- IISではデフォルトでは非SSLのHttp通信しか行うことが出来ない。
- 暗号化されたHttps通信の利用には証明書が必要。
- 証明書はIISから自己証明書の発行で対応可能。
.NET系の案件ではよくやる作業なので覚えておくと楽ですね。私も今では呼吸の様に出来ます。
以上です。
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