DBの操作を行うにはクライアントツールが便利です。

代表的なツール
  • A5:SQL Mk-2(DB全般)
  • SQL Developer(Oracle)
  • SQL Server Management System(SQL Server)

※括弧内は主に使われるDB

もちろんコマンドラインでの管理も可能ではありますが、それは自主的に学ぶ範囲にしてしまって、実作業を行う上では直感的に扱うことの出来るクライアントツールがやはり効率的です。

現在構築している開発環境では『SQL Server』を主に利用するため、ここでは『SQL Server Management System』のインストールから連携までの設定をご紹介していきます。

『SQL Server 2017』のインストールに関してはこちらの記事をご参考ください。

SQL Server Management Systemのインストーラーダウンロード

『SQL Server Management System』のインストーラーのダウンロードは下記のページから可能です。

上記ページには『SQL Server』のインストール完了ダイアログで表示されるボタンからも遷移可能です。

ページを開いてすぐのところにダウンロード用のリンクがあるので、クリックしてダウンロードを開始します。

『SQL Server Management System』のインストーラーのダウンロードはこれで完了です。

『SQL Server』のインストーラーに比べると、そこそこサイズが大きいです。

SQL Server Management Systemのインストール

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ポチポチするだけでインストール自体は終わりです。

インストール完了後は上記の通り、PCの再起動が必要となるため、インストール時には他のプログラムを終了させておくとスムーズです。

SQL Server Management Systemインストール後の設定

『SQL Server Management System』をインストール後、いくつかの設定を行っておくことでスムーズに開発を進めることが出来るようになります。

初回接続

『SQL Server Management System』を起動すると、接続設定画面が出てきます。

上記画面は起動直後そのままですが、さすが相性の良い組み合わせということもあり『接続』ボタンをクリックするだけで、ローカルにインストールされている『SQL Server』に接続することが出来ます。

データベースの作成

『SQL Server』インストール直後は下記の様な構成になっています。

『システム・データベース』とは別に、開発で使用するデータベースを作成する必要があります。

余談ですが、最初にこれを見た時『tempdb』を『tem-pdb』と解釈してしまい、「『SQL Server』も『Oracle』っぽくなったんだなぁ」としばらく勘違いしてました。

新しいデータベースを作成するには、『データベース』を右クリックし、『新しいデータベース』を選択します。

データベース名を入力し、『OK』ボタンをクリックすることで新しいデータベースが作成されます。

リモート接続の許可

以前仕事でインストールした際にはデフォルトでリモート接続が許可されていませんでしたが、現在はデフォルトでリモート接続が許可されているようです。

リモート接続の許可を確認するにはオブジェクト・エクスプローラーからDBを右クリックし、『プロパティ』をクリックします。

『ページの選択』パースペクティブから『接続』を選択すると、リモート接続に関する設定項目を確認することが出来ます。

デフォルトのタイムアウトが600秒(10分)となっているため、短めに設定しておいた方がいいかもしれません。

SQL Server認証の設定

『SQL Server』に接続する際の認証方法は以下の2つがあります。

SQL Serverの認証方法
  • Windows認証:Windowsへのログイン情報を認証情報として使う方法。
  • SQL Server認証:SQL Serverに登録した認証情報を使う方法。

デフォルトでは『Windows認証』のみが許可されている状態ですが、リモートからの接続を行うには『SQL Server認証』の有効化が必要となります。

『SQL Server認証』を有効化するには、オブジェクト・エクスプローラー上でDBを右クリックし、『プロパティ』を開きます。

『ページの選択』パースペクティブから『セキュリティ』を選択すると認証方法を確認することが出来ます。

赤枠で示した箇所が認証方法の設定箇所となります。

デフォルトでは上段の『Windows認証モード』が選択されているので、下段の『SQL Server認証モードと認証モード』を選択し、『OK』ボタンをクリックします。

『OK』ボタンをクリックすると、『SQL Server』の再起動を促されます。

『SQL Server』の再起動は『SQL Server Management System』のオブジェクト・エクスプローラー上から行うことが出来ます。

ユーザの追加

『SQL Server認証』で使用するユーザを作成する必要があります。

『SQL Server』にデフォルトで用意されている管理者ユーザ(sa)を利用することも可能ですが、開発現場では管理者ユーザの利用が禁止されている場合もありますので、ユーザの作成を抑えておくといいでしょう。

ユーザの作成はオブジェクト・エクスプローラーから『データベース』⇒作成したデータベース⇒『セキュリティ』を右クリックし『新規追加』⇒『ユーザ』から行うことが出来ます。

Visual Studioからの接続

『SQL Server認証』が正常に動作しているかを確認するには『SQL Server Management System』を利用する事も出来ますが、開発時にDBを参照だけしたい、というケースも出てくるかと思うので、開発環境からの接続で確認していきます。

『Visual Studio』上で『SQL Server オブジェクト・エクスプローラー』を開きます。

表示される『SQL Server』を右クリックするか、タブ下にある追加アイコンを押下することで接続設定画面を開くことが出来ます。

認証方法を『SQL Server認証』に設定することで認証情報を入力できるようになります。

認証情報を入力後、バックグラウンドでテスト接続され、接続可能であれば『データベース名』からデータベースを選択することが出来るようになります。

接続したいデータベースを選択し、『接続』ボタンをクリックすることでオブジェクト・エクスプローラー上の表示が更新されます。

開発したシステムからの接続

※現在準備中です。

以上です。

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