IISの有効化とVisual StudioからのWeb Deploy

.NET Frameworkで作成したサービス(WebAPIやASP.NETなど)を動かすにはIISが必要になります。

開発環境であればVisual Studioに内包されているサーバー(IIS Express)を使うことも可能です。

IISの有効化

IIS(インターネットインフォメーションサービス)はWindowsに備わっている機能ですが、デフォルトでは無効化されているので有効化してあげる必要があります。

IISの有効化は『Windowsの機能の有効化または無効化』から行います。

最近はこれぐらい簡単にアクセスできるので楽ですね。

『Windwosの機能の有効化または無効化』を開いたら『インターネットインフォメーションサービス』を探し、チェックを入れます。

『インターネットインフォメーションサービス』にチェックを入れると下の階層にも自動でチェックが入ります。

詳しいことは省略してしまいますが、上記の様に設定しておくと安心でしょう。

チェック後『OK』ボタンをクリックするとIISの有効化が始まり、その後再起動が必要になります。

Web Deploy

IISの有効化が完了したら、次はサービスプログラムのデプロイです。

『Apache』等であればファイルの移動によるデプロイが一般的ですが、IISへのデプロイはVisual Studio上から簡単に行うことが出来ます。

今回は一番多く使うであろう『Web Deploy』の方法をご紹介します。

『プロジェクトエクスプローラー』からデプロイ対象のプロジェクトを右クリックし、『発行』を選択します。

すると下記のような画面が開くので、『IIS、FTP、その他』を選択し、『発行』ボタンをクリックします。

『発行方法』では『Web 配置』(この部分の記載はバージョンによって変わったりもするので、各環境でそれっぽいのを選択してください)を選択します。

『サーバー』はローカル環境であれば「localhost」、リモート環境であれば対象PCのIPアドレスなどを入力します。

※リモート環境へデプロイを行う場合には認証情報の入力が必要となります。

『サイト名』の欄はデプロイするプログラムへアクセスするためのURLという意味になります。

『Default Web Site』=『localhost』と考えて頂くと分かりやすいかと思います。

下記の設定であれば『http://localhost/sample/~』というURLでデプロイするプログラムにアクセスすることが出来ます。

入力後、『次へ』進みます。

次の画面ではデプロイするプログラムのビルド構成とターゲットプラットフォームを選択することが出来ます。

ビルド構成はデバッグログを出したいという場合を除いてはリリース構成でよいかと思われます。

ターゲットプラットフォームは実際の運用環境に合わせて変更してください。

『保存』ボタンをクリックすると対象プロジェクトのビルドが始まり、選択したビルド構成でデプロイが行われます。

まとめ

まとめ
  • WebAPIやASP.NETなど、.NET系のサーバープログラムはIISにデプロイする必要がある。
  • IISは『Windowsの機能の有効化または無効化』から有効化することが出来る。(ただし、OSがWindows Serverの場合はまた違うところだった気がする。)
  • IISへのデプロイはVisual Studio上から行うことが出来る。

Windows ServerもIIS有効化やったんですが、忘れてしまいました…。

Windows10での有効化に比べてもう少し何かが必要だった気がします。

以上です。

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