以前、『Visual Studio』上で『Androidエミュレータ』の作成に関して触れました。

しかし、いざ開発という段階になって『Androidエミュレータ』の動作があまりにも不安定すぎる事に気付きました。

Visual Studioで作成したAndroidエミュレータの挙動

具体的に言うと、初回起動時しかデバッグ実行できない、という状況。

停止を一度挟むと、それ以降は真っ暗な画面がひたすら続いていました。

それでも機器のリセットを行うことで復活することに気付きましたが、毎回初回起動の手順を踏んでいては効率が悪いのは明らかです。

挙動の原因

まともに動かない原因は正直なところ分かっていません。

推測でしかありませんが、『Hyper-V』を搭載していない『Windows10 Home』が原因なのかなと思っています。

代替策

先述の理由から『Visual Studio』上で作成した『Androidエミュレータ』によるデバッグ実行は諦めざるを得ませんでした。

その時点で(今でも、ですが)考えうる代替策は下記の3つ。

代替策
  • OSを『Home』から『Pro』にアップグレードする。
  • 実機でのデバッグを行う。
  • 『Androidエミュレータ』のツールを入れる。

推測の原因からOSをアップグレードすることで対処できるのではないか、と考えましたが費用対効果が薄いので没。

2番目は比較的ハードルが低かったのですが、Surfaceとスマホを繋ぐケーブルを用意するのが手間だったため没。

よって費用の掛からない『Androidエミュレータ』のツールを使用することにしました。

Androidエミュレータの選定

これまで当ブログでは実は2種類ほど、『Androidエミュレータ』を作成するツールをご紹介しています。

一つ目が『Nox』を利用する方法。下記の記事で紹介しています。

しかしこちらは重すぎて使いにくかった印象があったため没となりました。

そして二つ目が『Android Studio』を利用する方法です。(最近『Android Studio』関連の記事が多かったのもこれが理由です。)

Android Studio』で作成した『Androidエミュレータ』は動作実績もありますし、何より最新のAndroidに対応できるということもあり、こちらを選択しました。

Android Studio』を利用する一番の欠点はSDKの他にIDEが付いてくるせいでドライブの容量を食ってしまうことだったので、以前の環境ではCドライブ容量が少なかった為に敬遠していたのですが、Surfaceに乗り換えた今となっては問題ではありませんでした。

余談

以前『Android Studio』を利用して『Androidエミュレータ』を作成した時は、一度作成してしまえば『Android Studio』を起動せずとも『Visual Studio』上から起動できたイメージがあったのですが、今は違うようです。

Android Studio』から『Androidエミュレータ』を起動した上でないと『Visual Studio』からは認識できないようになっています。

RAMが4GBとかだと厳しいかもしれませんね。

まとめ

まとめ
  • Windows10 Home』でXamarin開発を行う際のデバッグ環境(Androidエミュレータ)は『Android Studio』の利用がおススメです。

開発に辿り着くまでに結構かかってしまいました。

GoogleMapの続編もご紹介したいところですが、いつになることやら…。

以上です。

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