本記事では『Android Studio』での『Androidエミュレータ』の作成から初回起動までをご紹介します。

なお、『Android Studio』が日本語化された状態での操作、『Xamarin』開発における『Androidエミュレータ』の使用を想定しています。

Android Studioの起動

『Android Studio』の初回起動時には下記のダイアログが表示されます。

『新規 Android Studio プロジェクトの開始』を選択し、プロジェクト作成画面に進みます。

なお先述した通り本記事では『Xamarin』開発に主眼を置いているため、以降のプロジェクト作成はデフォルトのまま進みますので飛ばしていただいて構いません。

プロジェクトテンプレートの選択

プロジェクト作成時の初期要素を選択することが出来ます。

Androidプロジェクトで作業を進めるわけではないので、一番軽そうな『空のアクティビティ』を選択しました。

プロジェクト基本情報の設定

続いてプロジェクトの名称や使用言語といった基本情報の設定に進みます。

Androidプロジェクトを作るわけではないのですが、『言語』だけデフォルト設定の『Kotlin』から馴染みある『Java』に変更しました。

Androidエミュレータの作成

先述の手順によりプロジェクトが作成され、エディタ画面が開きました。

ここから『Androidエミュレータ』の作成に入っていきます。

AVDマネージャーの起動

『Androidエミュレータ』に関する作業は『AVDマネージャー』から行います。(AVD:Android Virtual Device)

『AVDマネージャー』はウィンドウの右上当たりにアイコンがありますので、こちらをクリックします。

『AVDマネージャー』を起動すると、(既にエミュレータが作成していない場合は)下記の画面が表示されますので、『仮想デバイスの作成』をクリックします。

ハードウェアの選択

作成する『Androidエミュレータ』のハードウェアを選択します。

以前は『Nexus』がデフォルトでしたが今は『Pixel』がデフォルトのようですね。

ハードウェアには多くの種類がありますが、開発を進める段階ではまずどれ一つを適当に選ぶくらいでいいでしょう。

結局最後にテストすることになるので…。

システム・イメージの選択

『システム・イメージ』と聞くと「何それ」ってなりそうですが、要は『Androidのバージョン』です。

基本的には最新版の選択で問題ないでしょう。

プロジェクトの方針やターゲットなどで定められている場合はそのバージョンを選びます。

対象のバージョンを決めたら上記画像中に赤枠線で囲ってある『Download』をクリックします。

Android SDKのダウンロード

選択したバージョンのSDKのインストールに進みます。

SDKはそれなりのサイズになるため、必要に応じてインストールしてくださいという配慮ですね。

(英語で書かれているのが苦しいですが)利用規約に同意し、『次へ』をクリックします。

先述した通り、SDKはそれなりのサイズがあるため、回線状況によってはインストールに時間がかかりますのでご注意ください。

システム・イメージの選択~再び~

SDKのインストールが完了し、インストールダイアログを閉じると『システム・イメージ』選択画面から進めるようになりますので、『次へ』進みます。

Androidエミュレータの基本設定

最後に『Androidエミュレータ』の名称(被らないものにしましょう)や、デバッグ実行時のデフォルトの画面の向きなどを設定することが出来ます。

『完了』をクリックして『Androidエミュレータ』の作成は完了となります。

Androidエミュレータの起動

『Androidエミュレータ』の作成後は『AVDマネージャー』上に作成したエミュレータが表示されるようになります。

『アクション』カラムの実行ボタンをクリックすることで『Androidエミュレータ』を起動することが出来ます。

私の環境では以下のようなエラーが出ましたが、今のところ不具合はありません。

注意点

『Androidエミュレータ』初回起動後、エミュレータ自身がセットアップを始めます。

上記画像中の赤枠で囲った部分が正常に完了するまではエミュレータを実行させたままにしておきましょう。

もし不慮の事故により完了前にエミュレータを停止させてしまった場合にはエラーが発生する恐れがあります。

エラーが発生した場合は『AVDマネージャー』よりエミュレータのリセットを行いましょう。

以上です。         

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