前回お伝えし忘れていましたが、iOSのアプリを開発するためにはビルド時にiOSが必要となります。
当ブログではiOSを持ち合わせていないため、Androidアプリの開発に主眼を置きます。
クロスプラットフォーム開発なのになぜネイティブ開発環境が必要なのか。
Windows上で開発するAndroidアプリのデバッグには実機、あるいはAndroidのエミュレーターが必要になります。
今回はデバッグに使うエミュレーターをAndroidStudioから設定します。
【参考】Xamarin でも使える高速 Android エミュレータを簡単に作る方法(Windows編)
※VisualStudioからの設定も可能なようですが、備忘録としてAndroidStudioからの設定を記載しております。
VisualStudio付属のエミュレーターは設定が必要
実はVisualStudio2017では『Visual Studio Emulator for Android』という大変便利なエミュレーターをMicrosoftが提供してくれています。
しかし、上記のエミュレーターのシステム要件はWindows8以降のProエディションであり、当ブログで扱うWindows10 Home及びWindows7では使用することが出来ません。
なのでVisualStudioインストールの際に追加でチェックを入れた『Google Android Emulator』を使用することになりますが、これがちょっと曲者です。
理由は下記をどうぞ。
この設定をAndroidStudioから行います。AndroidStudioのインストールは下記をご参考ください。
AndroidStudioでエミュレーターを構築
AndroidStudioを起動し、『Configure』から『SDK Manager』画面を開きます。
(画像切れちゃってて申し訳ないです…。)
『SDK Platforms』タブからAPIレベル23以上のOSにチェックを入れます。
APIレベルとOSの対応は下記をご参照ください。
『SDK Tools』から『Google USB Driver』にチェックを入れ、『OK』をクリックします。
確認画面が表示されますので『OK』をクリックします。
必要なコンポーネントは各環境に合わせてください。
ライセンス条項が表示されますので、『Accept』にチェックを入れて『Next』をクリックします。
インストール完了後、『Finish』をクリックします。
起動画面に戻り、新規プロジェクトを作成します。
プロジェクトはひとまずデフォルトで進んでしまって構いません。
※以降、日本語化対応した画像になります。
プロジェクトを作成するとコンソールにエラーが表示されますので、これをクリックします。
必要なコンポーネントが自動でインストールされるので、完了後『完了』をクリックします。
『AVD マネージャー』を開きます。
エミュレーターが一覧表示されますので、『ダウンロード』をクリックします。
VisualStudioの設定でAPIレベル23をインストールした際はこの他に4つほど表示されるかと思います。
『OK』をクリックします。
インストールが始まりますが、これも結構長いです。
インストール完了後、『完了』をクリックします。
『AVD マネージャー』からエミュレーターを起動します。
無事エミュレーターが起動すれば完了です。
これでVisualStudioからエミュレーターを起動することが出来るようになりました。
その他
SDKの2重インストールになってしまうので、あまりお勧め出来る方法ではないかもしれません。
AndroidStudioを使用してクリックしていくだけなので、容量に余裕がある人向けです。
これこそまさに手探りなので、ご指摘等ありましたらコメントなどで頂けると幸いです。
以上です。
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