個性で履歴書を選んだら就職・転職活動は圧倒的にラクになる

就職・転職活動において必須となる履歴書。
最近ではデジタル化も進んでいますが、最終的には手書きのモノを提出しなければなりません。

さて、そんな履歴書(あるいは職務経歴書)ですが、あなたはどのように購入しているでしょうか?

「大学構内の売店で売っていたモノを買った」
「本屋さんで何かのついでに買った」
「急ぎだったのでコンビニで買った」
「日用品と一緒に近くのスーパーで買った」

などなど、購入経路は時と場合によっても色々あるでしょう。

では、履歴書を購入する際にどのような理由でその商品を選んでいるでしょうか?

「校章付きだと信用が上がると聞いた」
「パッケージが良かった」
「大きさがちょうどよかった」
「それしか売っていなかった」

こちらも様々な理由があると思います。

履歴書という商品は1種類だけではありません。
製造元や用途(就職か、転職か、どこの業界向けか)によって様式が違います。

そしてこの様式が、就職・転職活動の成否を分けることもあります。
だからこそ、自分に合った(様式の)履歴書を選んでほしい。

本記事では、就職・転職活動における履歴書の扱いに軽く触れたあとに、私の経験を踏まえて自分に合った履歴書の選び方をご紹介していきます。

履歴書とは

履歴書とは企業の採用活動において、企業側が応募者を評価するための最初の材料になります。

就職活動(以下、就活)の際には履歴書の他に成績証明書、転職活動では職務経歴書やポートフォリオなどの提出を求められます。

その為、就活における履歴書と転職活動における履歴書の、評価に対する比重は若干変わります。

就活においては「どれだけ熱意を持っているか」を判断する材料であり、転職活動においては「これまでどのような知識を得て、今はどう考えているのか」を判断する材料というわけです。

自分に合った履歴書の選び方

『自分に合った履歴書』という言葉に違和感を感じているかもしれないので、本題の前に補足しておきます。

なぜ『自分に合った履歴書』が必要か?

就活・転職活動はあなた自身という商品を企業に売るための営業です。
そして、就活・転職活動における履歴書というのは、あなた自身の広告の様なモノです。

広告は一度出してしまえば、あなた自身が直接営業をしなくても誰かの目に留まり、成果へと繋がっていきます。
就活・転職活動においては企業に対して履歴書を提出すれば、あなた自身がその企業に直接出向かなくても、企業側が履歴書を見てあなた自身を評価・判断してくれます。

しかし、製品に対して不釣り合いな広告(例えば、高級すし屋なのに原宿系の色合いなど)では成果を期待することは出来ません。

だからこそ、あなた自身(商品)を適切に表現できる履歴書(広告)が必要なのです。

『自分に合った履歴書』とは?

それじゃ一体どんな履歴書が『自分に合った履歴書』なのか。

「記入欄を埋められる」のが、『自分に合った履歴書』です。
志望動機や自己PR・○○で学んだコトといった辺りですね。

「それって埋めていくモノなんじゃないの?」
なんて声が聞こえてきそうですが、そうとは限りません。

就活のサイトなどで
「志望動機や自己PRの記入欄が大きいモノを選びましょう」
「記入欄はなるべく埋めるようにしましょう」
みたいな文言をよく見かけます。

しかし極端な話、書く事が少ししかないのにわざわざ大きな欄を埋めるために文字数を稼ぐのはナンセンスです。

なので、『自分に合った履歴書』を選ぶ前提として、
履歴書の項目(志望動機・自己PRなど)をどれだけ記入できるのか
を考えてみてください。

「志望動機は3文ぐらいしか書けないなぁ」
「自己PRすることなんてほとんどないや…」
書く前からそう感じているのであれば、それ以上無理矢理ひねり出す必要はありません。

そうやって考えた内容を記入してちょうど埋まるぐらいの様式の履歴書を選びましょう。

文字数稼ぎの言葉を減らす事で本当に伝えたい事だけが残りますし、見栄えもよくなります。

最後に

私が就職活動を始めたのは大学3年の12月頃で、大学主催の合同企業説明会がその始まりでした。

その合同企業説明会の数日前、講義室に集められた就活生たちに対して、大学の就活アドバイザーがこう言いました。

「校章の付いた履歴書はブランドを示すことが出来ます」
「校章の付いた履歴書は採用担当者からの信頼を得られます」

この言葉を信じて大学構内で交渉の付いた履歴書を買いました。
しかし、いざ記入するときになって非常に困りました。

細かな項目は忘れてしまいましたが、4つの項目それぞれに大きな記入欄が設けられていたんです。
それこそ、ある程度の大きさの文字であっても3行はゆうに書けるレベルで。

そして私はその記入欄を埋められるほどの考えを持ち合わせていませんでした。

これにはいくつか原因があるのですが、一番大きな理由としては就活に備えていなかったことです。

そんな状況だったので、「何とかスキマを埋めないと…」と必死になって書く内容を考えました。

その結果、本記事で述べたように自分の言葉の価値を下げただけではなく、(誇大広告になっていた為に)面接の場で臨機応変に対応できないまま就活を迎えることなり、そんな中ではうまくいくはずもありませんでした。

試行錯誤の末に記入欄の小さな履歴書にコンバートしたのは就活が中盤に差し掛かってからです。
何せ最初に2組ぐらい購入していたので、勿体ない精神が働いていたんですね…。

埋められる記入欄のサイズの履歴書を使うようになってからのお話をしておくと、
提出書類の作成に割く時間が減った、
書類選考の結果にそれほどの影響を感じなかった、
面接での受け答えが楽になった、
と言った感じで、メリットしかありませんでした。

これから就職・転職活動に励まれる方の参考になれば幸いです。

以上です。

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