インターネットが普及した現代、これまで紙媒体のみだった書籍も電子化の波に乗っています。
これはとある企業の理念でもある為、人々が「電子書籍なんて…」と思ったトコロでその流れは変わりませんが、そんな中でも私は紙の書籍を読むべきだと考えています。
本記事ではその理由をご紹介していきます。
紙の書籍を読むべき3つの理由
内容を理解しやすい
紙の書籍に比べて電子書籍は(デバイスによらず)一度に目に入る文字数が少なくなります。
内容の理解という点ではメリットがありそうにも見えるのですが、文章がページ跨ぎになってしまって文脈を追いづらいというデメリットも持っています。
速読の方法として段落の最初と最後だけを読む方法がありますが、その実践は電子書籍では難しいことから読み方という点で紙の書籍が勝っており、内容の理解もしやすいと言えるでしょう。
また、電子書籍には気になった箇所にマーカーを引いたり書き込んだりと、私みたいに教科書に直接書き込みたくない派の人にとっては便利な機能がありますが、後から見返すことを考えた時に紙の書籍の気になるページ(箇所)に付箋を貼る方が、パッと見で分かるという点から効率が良いです。
本棚に並べておけば、どの本が参考となる箇所が多かったのかも一目瞭然で、仮に処分を考えることになった時にも効率的に仕分けることが出来ます。
読み返しやすい
電子書籍がデータであるのに対して紙の書籍は実体を持つため、本棚などの物理的なスペースを必要とします。
住空間が狭い場合にはデメリットとなってしまうのですが、実はこの家の中の目に入る位置に置いておけるというのはメリットも持ち合わせています。
本屋に行って書籍を購入しようとしている、あるいは探している時を想像してみてください。
本棚の中から目当ての書籍を探している間に「お、この本面白そうだな」と感じた経験は無いでしょうか。
それと同じで目に入る位置にあるからこそ「もう一度読もうかな」「どんな内容だったっけ?」と再び関心を持つことが出来るのです。
ストレス解消になる
パソコンやスマホが普及した現代では、それらの使用で首や肩を痛めたり目を悪くしてしまう人が増えており、その証拠に眼鏡屋がブルーライトカットのレンズなどを導入する状態です。
それら液晶の悪影響を受けないばかりか、紙の書籍には大きなストレス解消効果があります。
ちょうど都市部での生活に疲れた人が田舎へ移住するように、人間の本能が液晶よりも活字に安心感を覚えるようなもの。
特に仕事でデスクワークが多い方には効果てきめんです。
電子書籍のメリット
ここまで紙の書籍の良いところばかりにフォーカスを当てていましたが、電子書籍にも良いところはたくさんあるので最後に触れておきたいと思います。
電子書籍のメリットを一言で表すなら『場所を選ばない』ことだと考えています。
例えば、通勤電車の中で紙の書籍を開くことは困難でも、スマホを触る事ならそれほど難しくは無いですよね?
また、通常なら紙の書籍を持ち込まないような場所、それこそお風呂なんかでもスマホを防水ケースに入れておけば読むことが可能になってしまいます。
実体がないので収納スペースも必要ありません。利便性だけを考えれば、電子書籍の圧倒的優位になるでしょう。
まとめ
- 内容を理解しやすい
- 読み返しやすい
- ストレス解消になる
今回は電子書籍よりも紙の書籍を読むべき3つの理由をご紹介しました。
最後に電子書籍のメリットにも言及しましたが、この問題(電子書籍か紙の書籍か)を考えるにあたって最も重要なのは時と場合によって使い分ける事であると言えます。
それこそ電子書籍の利便性を享受しないと読書が出来ないという人もいるかもしれません。
しかし、もしある程度の読書の時間が取れるのであれば、その時は(以上の理由から)電子書籍ではなく紙の書籍を読まれることをおススメします。
以上です。