学生時代には小説しか読むことが無かったのですが、社会人になってからは逆に自己啓発書やビジネス書ばかりを読むようになりました。
自己啓発・ビジネス書の良いところはノウハウを得られると同時に、モチベーションアップにつながるという点です。
しかし読み進めるうちに一つの気付きがあったのでご紹介しておきます。
成功者は総じて読書家である
自己啓発・ビジネス書であればおおよそ大抵の書籍で「読書をしなさい」あるいは逆説的に「成功者の中に読書家じゃなかった人はいない」という記載があるかと思います。
ここで考えたいのが、成功者がどのようの書籍を読んでいるのか、です。
もちろん成功者と呼ばれる人たちも自己啓発・ビジネス書などを読んでいるのかもしれませんが、「成功者は読書家」と書かれた本を読んでいると思いますか?
少なくとも私は成功者がそのような内容の書籍を読んでいるとは思えませんでした。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
では成功者たちはどのような書籍を読んでいるのか。
現代で考えると範囲が広がり過ぎてしまう為、過去の成功者について考察してみました。
例えば、経営の神様と呼ばれる松下幸之助氏。当然松下さんは昔の人なので、現代の書店に置いてあるような書籍を読むことは出来ません。むしろ自己啓発本というジャンルすらなかったかもしれません。
そう考えた時、自己啓発・ビジネス書云々の前に歴史を学ぶべきではないのか、という結論に至りました。だいぶ端折ってしまいましたが、書籍というのは誰かの経験に他なりません。その根底を辿っていくと自然に歴史という学問にぶち当たります。
ここでいう歴史とは「いい国作ろう鎌倉幕府」みたいな暗記モノではなく、歴史的事件がどのような背景で起こってどのような結果を生んだのかというモノです。
自己啓発・ビジネス書のルーツ
歴史という観点で考えてみると、孫子の兵法が現代でも書籍として出版されているように、古代の書籍も学びになるのではないか、と思わずにはいられませんでした。
自己啓発・ビジネス書の内容は孔子や孟子と言った儒教の思想に基づいているのではないかとさえ思えたのです。
そうした疑問を解消する為に、論語を抜粋して解説を加えた書籍を実際に買ってみたところ、本当にその通りだったと気付かされたのです。
最後に
以上の経験から、自己啓発・ビジネス書の類を読み漁る前に「その根底にある儒教を学んでみてはどうか」というのが私の提案です。
木に例えるならば儒教が根幹であり、現代の自己啓発・ビジネス書の内容は枝葉と言っても過言ではないかもしれません。
物事の根幹を熟知してこそ応用させられる知識となるのではないでしょうか。
以上です。
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